H2O ～FOOTPRINTS IN THE SAND～

かつて領主だった小日向家の人間を鬼として忌み嫌う沢衣村に療養にやってきた主人公・弘瀬琢磨が自称時の音の精霊・音羽ちゃんの力で一時的に目が見えるようになって、現在の村長・神楽家のひなたちゃんと有力な田端家のゆい様を本当は仲良しになりたかった小日向はやみちゃんと風車の羽の色が混じるように和解するまでになった、キャラ絵も典型的な美少女アニメです。

とはいえ、エロゲー原作の割にもともとヒロイン同士の想いが強くて今までのひなたちゃんのラブラブ攻勢も見せかけだから、それが６話までで和解して消えたらライバルが登場する雰囲気もないから琢磨の主人公の座が心配です（笑）

つか恋愛よりも、大人達、過去の村民が作った鬼を琢磨たちに押し付ける話がメインなストーリーで、はまじが女装だったり（女子用スクール水着を着せるのは反則じゃないかなあ...）ゆいの祖父が小日向家に見殺しにされていた事実が徐々に明かされて行く展開には、ひなたがほたるで音羽がはやみひなた（まちがえた）でも驚きはしない。むしろゲームCMで明かされた、原作ゲームでヒロインがたった３人（はやみ、ひなた、音羽のH2O）だという方に驚く。
あとPS2版で雪路がヒロインに入ってないのにも（笑）

アニメはいよいよ折り返しだそうで、単にキャラ名を使ってるサブタイトルの残りネタが気になりつつ、鬼が棲む沢衣村でこれからも琢磨が立ち向かって行ったりほかのヒロインも立場が見えたり鬼と対照的な音羽ちゃんが琢磨を約束の人と呼ぶ理由ややろうとしたことともあわせて、オープンングやエンディングの歌詞にもつながりそうな、見えるものよりも手強くて幸せではなく見かけよりも深い悲しみと切り離せなさそうな鬼が作られる背景が感じられればいいなあ。

P.S. 俗・さよなら絶望先生の記事にnice!が！　謝謝！